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東海道五拾三次之内 袋井 出茶屋ノ図
とうかいどうごじゅうさんつぎのうち ふくろい でぢゃやのず
大正期の袋井
「東海道(東海道五拾三次 広重と大正期の写真)」より
袋井のはずれの田園を描いています。郊外の葭簀がけの茶屋は大木の木陰を利用しています。駕籠かきと飛脚がたばこをくわえ、のんびりと一服しています。野面石を積み上げた炉。火をおこす煙で、大木の下部が見えなくなっています。のどかな田園風景が広がり、遠くには農夫と馬が行きます。高札の上の一羽の鳥は、ふれ書きに対する庶民の抵抗の表れかもしれません。