東海道五拾三次之内 鞠子 名物茶店

とうかいどうごじゅうさんつぎのうち まりこ めいぶつちゃみせ

大正期の鞠子

大正期の鞠子「東海道(東海道五拾三次 広重と大正期の写真)」より

鞠子はとろろ汁が名物の地といわれ、茶店が軒を並べていました。若草が出はじめ、屋根には鳥がとまり、茶店の周辺の木々には、早春の花が咲いています。子を背負った女の給仕、とろろ汁を味わう旅人。ひとときの休息がのどかに描かれています。あたかも歌舞伎の舞台のような感じがします。