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東海道五拾三次之内 亀山 雪晴
とうかいどうごじゅうさんつぎのうち かめやま ゆきばれ
大正期の亀山
「東海道(東海道五拾三次 広重と大正期の写真)」より
雪の朝の亀山城の前を大名行列が通っていきます。山の傾斜、行列、雪に包まれた松の線の方向を同じくし、二本の松がそれらの線と交差して自然の力強さを表わしています。銀世界に左手の紅色の空のぼかしが、晴れた日の日差しを表わしています。前図の庄野と並べると、主題構図も対象的で、続き絵としてのおもしろさもあります。