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東海道五拾三次之内 大津 走井茶店
とうかいどうごじゅうさんつぎのうち おおつ はしりいちゃみせ
大正期の大津
「東海道(東海道五拾三次 広重と大正期の写真)」より
東海道最後の宿駅大津は、北国街道と出合い、琵琶湖南端にあり、陸上・水上交通の要地でした。途中、矢橋から湖水を船で行く水路もありました。図の左手には走井茶店と掘り抜き井戸があります。井戸端で魚を洗い、子供がまつわりついてきます。平凡な生活を表現しています。米俵や薪を積んだ牛車が行きます。大津は北陸や近江国の産物や魚類が運び込まれ、毎日、市がたったといいます。そして多くの荷が京都へ運ばれました。