東海道五拾三次之内 二川 猿ヶ馬場

とうかいどうごじゅうさんつぎのうち ふたがわ さるがばば

大正期の二川

大正期の二川「東海道(東海道五拾三次 広重と大正期の写真)」より

二川の宿の入口付近です。「かしわ餅」が名物で、左側に茶屋があります。疲労した三人の瞽女が茶屋に向かって歩いてきます。姫小松の野が広がっています。色彩や建物などから、かなり寂しい所だったようです。五拾三次中、この図が一番の哀調に満ちています。