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東海道五拾三次之内 品川 日之出
とうかいどうごじゅうさんつぎのうち しながわ ひので
大正期の品川
「東海道(東海道五拾三次 広重と大正期の写真)」より
五拾三次の最初の宿場は品川です。当時、吉原が北楼といわれたのに対し、品川は南の遊里でした。早朝から開いている簡易な食堂で女性が客を待ち、また料亭などが軒を連ね、旅人が立寄りたくなるような街道の様子が描かれています。朝焼けの品川の海の白い帆の爽やかさ。料亭の海側にわずかに見えるぬれ縁。往来は大変多く、庶民が土下座をしている前を大名行列のしんがりが通り過ぎて行きます。