のっぺの写真ってばえないよね

新潟の郷土料理

はじめまして!学芸係員Nです!好きな食べ物はカルボナーラです!

昨年の秋、私はとあることに気づいてしまったのです。
新潟県の隣県、山形県では、秋になると郷土料理芋煮を作って食べる「芋煮会」があるのに対して、なぜ新潟ではそういった催しがないのかと。

これに気づいてしまった私は、どこかのタイミングで新潟ならではの郷土料理会を開催しなければと考えていました。

そして、ついにこのお正月に念願の郷土料理会を開催しました。

 

題して「のっぺ会」

のっぺ会を開催するにあたって、事前に友人達とのっぺに入れる食材と調理方法会議を行いました。

しかし、のっぺに入れる食材も調理方法も各家庭バラバラで少し喧嘩になりかけたので、「のっぺ会」改め「各家庭ののっぺ試食会」を開催することにしました。

写真の上から時計回りに「私の家ののっぺ」「友人A卓ののっぺ」「友人B卓ののっぺ」です。

それぞれののっぺを軽く紹介させていただきます。

「私の家ののっぺ」
私の家ののっぺは写真で見てわかる通り、汁がほとんどありません。こんにゃくやタケノコ、油揚げなどの具材に味が染み込むよう、とことん煮込みます。具材の多くは丸みを帯びた優しいフォルムに。3日目のカレーを想像していただければと思います。

「友人A宅ののっぺ」
こちらののっぺは、具材が短冊切りで統一されています。箸でつかみやすいようにといった配慮が感じられますね。また、かまぼこや銀杏が入ることで色鮮やかですね。淡い色調の中でいいアクセントになっています。味付けは、薄味で出汁がきいた上品な味わいでした。

「友人B宅ののっぺ」
こちらは、喧嘩の原因になったと言っても過言ではない、キノコ類が多く入ったのっぺです。なんと入っているキノコの種類は3種類!椎茸、なめこ、えのきが入ることで味に深みがでています。なめこによるとろみが印象でした。

 

「各家庭ののっぺ試食会」を行ってみて

 

いかがでしたか?

一口に「のっぺ」と言っても全然違いますね。
皆さんがいつも作るのっぺには具材は何を入れますか?汁アリ派ですか?汁ナシ派ですか?

今回「各家庭ののっぺ試食会」を行ってみて、それぞれの家庭の味を知ることができ、とても勉強になりました。視野もひろがりました。全部美味しかったです。

私のお正月の恒例行事になりそうです。来年も楽しみです。
是非、みなさんも「のっぺ会」を行ってみてはいかがでしょうか?

盛り上がること間違いなし!

 

以上、学芸係員Nでした!

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