展覧会情報
浜田泰介水彩画展 四国八十八ヶ所霊場を描く
「浜田泰介水彩画展 四国八十八か所霊場を描く」は、この度5度目の展示です。昭和59年に産経新聞社より出版された画集「四国八十八カ所霊場を巡り」の水彩の原画です。あるキッカケで収蔵したのですが、それが浜田さんに知るところになり、展覧会のたびにわざわざ来館されました。四国・愛媛県出身の浜田さんにとって幼い頃より巡礼は身近にあり、絵心がついてからずっと馴染んでいました。
この水彩画は、鉛筆などによる下書きは一切行わず、直接筆を使って一枚一枚丁寧に描いています。この写実的な表現ではその右に出るものはないでしょう。一枚ずつゆっくり観てゆくと、私達もあたかも巡礼を重ねているような錯覚に陥ってしまいます。
展覧会をご覧になり、思い思いに四国八十八ケ所の霊場を〈旅〉して至福のときを過ごしていただけたら幸いです。
【略歴】
1932年愛媛県宇和島市生まれ。1955年京都市立美術大学(現京都市立芸術大学)卒業。関西総合展賞。1957年同大学院修了。朝日新人展に招待。1958~61年ニューヨークなど海外や国内各地で個展開催。1977年大津市文化特別賞受賞。1992年京都大覚寺障壁画完成。1999年世界遺産である醍醐寺の壁画完成。2000年密教学芸賞受賞。2003年京都東寺観智院書院襖絵完成。2004年広島正伝寺襖絵完成、東寺大日堂障壁画完成。2012年愛媛新聞賞(文化部門)受賞。現在滋賀県在住。
開催案内
- 会期
- 2021年1月30(土)~2月27(土)
- 開館時間
- 10時~17時
- 休館日
- 日曜・祝日
- 入館料
- 一般:500円、中学生以下:無料
- 主催
- 公益財団法人 知足美術館