展覧会情報

工芸を楽しむ

このたびは、新春展を目前にして少々趣を変え、主に現代陶芸を展示いたしました。これらはかつて個人で収集したものです。いわゆる人間国宝(重要無形文化財保持者)の作品も含まれておりますが、メジャー館が収蔵しているような往年の大家が制作した貴重な代表作品とは異なり、どちらかと言えば身近な作品です。

陶芸作品以外は、それほど点数は多くありませんが、主に新潟県出身作家による作品、渡辺信二氏の漆芸の他、ガラス、七宝、染織なども展示しております。

さて、工芸作品の魅力は、素材の持ち味を生かして時間と労力をかけ、それぞれの形や色の美しさなどを生み出す表現であり、作家の手仕事だからこそ生まれたものです。例えば、染色の梶原新三氏の作品は、独自の形と色彩を表しています。

また、予備展示室では、新潟県内作家の作品を主に、漆芸、金工、木竹芸、染織などを展示しています。加えて、佐渡無名異焼の小平窯、赤水窯、文平窯の、実際に使用した茶器などの生活雑器も展示しています。これらは、その後継の世代で人間国宝を輩出しました。さらに、近年の作を含みますが、伝統的な村上堆朱も見ごたえがあります。

私たちの郷土にも、身近に素敵な作品が存在することを、改めて認識して欲しいと存じます。本展の多彩な工芸作品を通じて、作家の感性を存分に楽しんでいただければ幸いです。

開催案内

会期
2026年10月23日(金)~12月19日(土)
入館料
一般500円、中学生以下無料
休館
日曜・祝日