展覧会情報

収蔵品による選抜展
この度は、当館が所蔵する作品の中から「選抜展」という名で、季節に合った作品や今まで展示した作品の中からお客様のご要望の多い作品、それに当館が推奨する作品を選び展示いたしました。ちょうど年末から年始にかけての期間ですので、季節の移ろいも感じていただければと思います。
日本画では、尾竹竹坡・尾竹国観兄弟による静物、山水、そして歴史人物を題材にした作品を選びました。両氏は新潟の出身であり、郷土の美術史において重要な位置を占める作家です。
また、趣を変え、會津八一の書や良寛の墨蹟、それに関連する解良栄重、そして刻字作品など、多彩な作品を展示いたします。
洋画では、鴨居玲の小品や、佐藤哲三郎の静物画などの作品を。また、洋画の大部分は予備展示室に展示しましたが、季節の移り変わりや自然の静けさを細やかに表現した雪原や冬木を描いた作品は、鑑賞者に深い印象を残すものと思います。身近な風景を題材に描いた作品は、作家たちが見つめた日常を表現しています。
年をまたいでの会期ですので、一部作品の展示替えを予定しております。再びご来館いただき、また新たな発見があるように展示構成の工夫を凝す予定です。
知足美術館の収蔵品の中から、季節の美しさ、郷土新潟の美しさをご堪能ください。
【会期】
2025年11月4日(火)~2026年2月13(金)
【入館料】
一般500円、中学生以下無料
【休館日】
日曜・祝日、年末年始(12/27~1/4)
