展覧会情報

シカゴ美術館 初期浮世繪版画秀撰

開館時間 10時~17時(最終日は15時閉館)
休館日 日曜・祝日
入館料 300円
会場 知足美術館
2012年 シカゴ美術館 初期浮世繪版画秀撰
2012年 シカゴ美術館 初期浮世繪版画秀撰

 シカゴ美術館に収蔵されている浮世絵版画は, 質量とも世界最高のものである。特に初期浮世絵版画は,他に類を見ない充実した内容で収蔵されている。この優れた蒐集品の歴史を語るについて,クレアレンス・バッキンガムの名を忘れることはできない。
 彼は1893年のコロンビア万国博覧で,会場内に展示された浮世絵版画と出合ったのである。浮世絵に対して情熱の火は点せられたものの,二十世紀初頭にはまだ優れた多くの浮世絵蒐集家の一人にすぎなかった。1908年シカゴ美術館で五人の出品者の一人として展示した彼のコレクションは,初期浮世絵版画に対する彼の強い好みを反映していた作品であった。普通は風景画から蒐集がはじまり,やがて美人画へ移って行くのだが,彼の場合は全く異っていた。1913年バッキンガムが死去し,そのコレクションは彼の妹たちに遺贈された。彼女たちはそれをシカゴ美術館に保管を依頼した。その後彼女たちは,故人の蒐集していなかったものを買足していった。勿論,初期の名品も見逃すことなく買入れていった。初期浮世絵版画作品はこのコレクションの誇りでもあったからである。
 後にシカゴ美術館に正式に寄贈されると,個人の趣向や好みを離れ,より完全なコレクションにすべく蒐集がなされた。彼女達は兄の残したコレクションの向上と保管のために,莫大な金額を添えて寄贈したのである。
 そのため, 今日に至るまで,その基金により蒐集が続けられ,より充実したコレクションとして高い評価が与えられている。
 シカゴ美術館の浮世絵版画蒐集品の中から,特に優れた初期の作品,それもほとんど世界に一枚しかない作品を撰び,『シカゴ美術館 初期浮世絵秀撰』と名づけ新彫をしました。浮世絵版画に対する認識は未だしの感がありますが,初期浮世絵版画の持つ素晴らしさを,是非理解してほしいものと願っております。

(シカゴ美術館 初期浮世繪版画秀撰 アダチ版画研究所より)

シカゴ美術館の浮世絵版画蒐集品の中から、アダチ版画研究所によって新彫された24点を展示しております。

ご入場を希望される場合は本館受付にてお申し出ください。
※予備展示室は土・日・祝日は公開しておりません。

主催

一般財団法人 知足美術館

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吾唯知足〜われただたるをしる〜