感激!渋沢栄一賞の受賞

感激!渋沢栄一賞の受賞

 この度、渋沢栄一賞受賞の栄に預かることができました。
 これも偏に、日頃の皆様方からの温かいご指導とご厚情の賜と心から感謝申し上げます。
 さて、図らずも頂いた内定通知は正に寝耳に水でした。その時、会員として参加させて頂いております新潟県経営者協会のご好意でご推薦頂いていたことを初めて知りました。
 この素晴らしい賞に該当する方が大勢いらっしゃる中で、私ごときに頂けるとは思いもかけませんでした。
 改めて自分自身を見直し、気恥ずかしい気持ちでいっぱいです。現在は経済情勢が一段と厳しくなっていく中で、商売も縮小化へ向かい一筋縄ではゆかないようですが、皆様方からの折角のご好意を無にすることのないよう、これからも業を通じて防災技術の発展、人材育成、芸術文化の普及啓発、社会福祉など、社会への貢献を目指すとともに、日頃、心掛けております「知足」 つまり、己の分際を安んじ、貪りの心を起こさぬよう、 貧者の一灯をともしつつ、誠心誠意行動して参りたいと思います。

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 2月8日には、さいたま市の「大宮ソニックシティ」において 、 渋沢栄一賞の表彰式が行われました。
 表彰式当日は、早朝、新潟を出発。宇都宮美術館において開催されておりました「荒井孝展」を鑑賞しました。日本画家 荒井 孝 氏(1938生まれ 足利市出身)の作品は、知足美術館で作品を所蔵しており、その作品を5点貸し出ししておりました。ご多忙の中、荒井孝先生、谷 新(たに あらた)宇都宮美術館長にお出迎え頂き、荒井孝先生直々の作品解説をお聞きしながら展覧会を拝見しました。最後の展示室に、当館の所蔵品が展示されていました。私の大好きな作品ですが、他館に飾られておりますと、まったく違う作品のような新鮮さを感じることができ、驚きました。
 目の保養をしたところで、さいたま市に入り、「氷川神社」を参拝しました。氷川神社は、武蔵国(東京、埼玉県)の一宮です。このたびの受賞の御礼をさせて頂き、氷川神社の主祭神である須佐之男命・奇稲田姫命・大己貴命の息吹きを一身に受け、式に臨みました。
 渋沢栄一賞の受賞者は2名で、広島県福山市の株式会社エフピコの代表取締役会長 小松安弘氏と、私でした。
 埼玉県知事、深谷市長、財団法人渋沢栄一記念財団理事長から、それぞれ表彰状と記念 品の市松人形、ブロンズ像、渋沢翁の書を染め抜いた藍染め額を戴きました。

上田清司埼玉県知事より表彰状を頂く
上田清司埼玉県知事より表彰状を頂く

 また、渋沢栄一賞表彰式と併せて、ベンチャー企業等を対象にした「ドリーム賞」(5名)の表彰も行われました。次世代の日本を背負っていく若者たちの活躍が益々期待されるものと思います。若い受賞者の輝く表情から、自分の若かりし頃をほんの少し思い出し、73歳の身ながら仕事への情熱を新たにしました。
 表彰式の後、受賞者、受賞関係者、主催者、及び審査委員等70~80名でパーティーが盛大に行われました。小松会長の素晴らしいスピーチの後、私も受賞の喜びを「知足」の心に乗せて語らせて頂きました。
 また、まったく予定にもなく、聞かされていませんでしたが、BSN新潟放送(TBS系列)の方が、さいたま市の会場までわざわざテレビ取材に来てくださっていたことにも感激いたしました。
 人生のうちで大きく心に残る素晴らしい一日となりました。
 皆様、本当にありがとうございました。

キタスポ

祝賀会でお配りした余興「キタスポ号外」。社員が密かに作ってくれていたもので、嬉しかったが気恥ずかしさも。

「渋沢栄一賞について」
 渋沢栄一氏は、1840(天保11)年2月13日、現在の埼玉県深谷市血洗島 生まれ。
 家業の畑作、藍玉の製造・販売、養蚕を手伝う一方、幼い頃から父に学問 の手解きを受け、従兄弟の尾高惇忠から本格的に「論語」などを学ぶ。
 「尊王攘夷」思想の影響を受け、京都へ向かい一橋慶喜に仕えた。
 27歳の時、水戸藩主 徳川昭武に随行しパリの万国博覧会を見学するほか欧州諸国の実情を見聞し、先進諸国の社会の内情に広く通じた。
明治維新となり欧州から帰国した栄一は、「商法会所」を静岡に設立、その後明治政府に招かれ大蔵省の一員として新しい国づくり関わる。
 1873(明治6)年に大蔵省を辞した後、栄一は一民間経済人として活動し、「第一国立銀行」の総監役(後に頭取)となる。第一国立銀行を拠点に、株式会社組織による企業の創設・育成に力を入れ、また、「道徳経済合一説」を説き続け、生涯に約500もの企業に関わったといわれている。
 また、約600の教育機関 ・社会公共事業の支援並びに民間外交に尽力し、1931(昭和6)年11月11日91歳で生涯を閉じた。
 渋沢栄一氏の出身地である埼玉県が、2002(平成14)年より渋沢栄一賞を制定し、渋沢翁の精神を受け継ぐような企業活動と社会貢献を行い、地域に根ざした企業又は企業経営者に対し贈られている。本年の第9回の受賞者を含め、これまでに全国で24名が受賞している。

 参照:埼玉県HP、財団法人渋沢栄一記念財団HP

現在の展覧会

今後の展覧会

今後のイベント

次回の展示

2017年 歌川広重 保永堂版 東海道五拾三次展

予備展示室

ボストン美術館所蔵版木による墨摺絵展

館長の独り言

吾唯知足〜われただたるをしる〜