平松 礼二

ひらまつ れいじ

【1941年〜】

1941(昭和16)年、東京都に生まれ愛知県で育った日本画家です。創画展や山種美術館賞展での受賞、『文藝春秋』の表紙を11年間描くなど国内での活躍に加え、アジア各地で個展を多数開催してきました。50歳を過ぎた頃からクロード・モネの「睡蓮」に魅せられ、「日本画家の視点、ジャポニスムへの旅」というテーマで現在に至るまで作品発表を続けています。

作品は、重厚な黒を基調とした初期の時代から、自然を鏡として作者の心象風景を描いた「路シリーズ」、中国の取材旅行での素描をもとに描かれた繊細で鮮やかな「北京シリーズ」など、さまざまな表情を見せています。挑戦的な姿勢は90年代後半から描かれている「ジャポニズムシリーズ」において明瞭に表れ、琳派調と印象派の要素が交錯する圧巻の闊達さが感じられます。

平松さんとの出会いは当館の開館以前にさかのぼり、当館設立時には石碑や看板の文字を揮毫してくださいました。

嶽 銀の月

嶽 銀の月

1995年
紙本彩色
H523×W720mm

路 秋のうた

路 秋のうた

1993年
紙本彩色
H493×W643mm

路 白い山

路 白い山

1993年
紙本彩色
H448×W600mm

北京故宮図

北京故宮図

紙本彩色
H910×W1167mm

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嶽 銀の月

嶽 銀の月

路 秋のうた

路 秋のうた

路 白い山

路 白い山

北京故宮図

北京故宮図