知足美術館について

歌川広重の保永堂版「東海道五拾三次」全55図をはじめ、幅広いジャンルの作品をコレクションしています。絵画では、横山操、土田麦僊、小林古径、大矢紀、三輪晃久や斎藤真一など新潟県出身・ゆかりのある作家や国内著名作家作品を収蔵。陶芸では三浦小平二、伊藤赤水らの作品を蒐集しています。これらの作品を1ヶ月半〜2ヶ月の会期で展示し、公開しています。

所蔵品展の他にも北東アジアの著名作家や国内、県内新進作家を紹介する場として活用、企画展も随時開催しています。

館長ご挨拶

地域への貢献の一つとして収蔵品を一般に公開するため、自社ビル新築移転の折、別棟として平成7年に知足美術館を建設いたしました。

地域との協調なくして企業の存在はなく、積極的に関わり貢献することが企業としての大切な責務と考えた次第です。

これまでに個人として蒐集所蔵したもの、会社の節目等で購入したもの、そして寄託品、寄贈品などを展示し、地域社会の要請に応えてきたところであります。

また、知足美術館設立以降は特に絵画、工芸、陶芸の著名な作家との親交を深めるとともに、機会を見てそれらの作家による講演会や作品の解説なども行なってまいりました。

収蔵品については、貴重な歌川広重の東海道五拾三次(保永堂版全55図)、土田麦僊や斎藤眞一などのコレクションを含む日本画、洋画、陶芸、墨跡など800点余に及び、これらを1ヶ月半~2ヶ月毎に展示替えして一般に公開しております。

一般的に個人の所有する美術品が世の中に公開されることは稀であり、それらの美術品を常設展示し、地域の皆様に心にゆとりと潤いを生み出すことができればと考えて15年余にわたり運営してまいりましたし、この美術館の誕生で、良いものは誰でも見ることができるという、新潟の新しい環境づくりに役立ってきたものと自負しています。

今後も、常設展だけでなく、ユニークな企画展や県内作家・芸術を志す若手作家の展示の場としても役立てるため、また、この活動を未来へ引き継ぐため一般財団法人からより公益性の高い公益財団法人として、今以上に地域に密着した美術館として、地域文化の振興に貢献したいと深く念願しています。

知足美術館館長 中山輝也

知足美術館館長

中山輝也

沿革

2016年4月
「知足美術館20周年記念 BSN所蔵作品展-ふるさとの作家を中心に-」を開催
2015年4月
公益財団法人 知足美術館に移行
2013年12月
「ミニ美術館 知足美術館おぼえがき 続編」を発行
2011年12月
一般財団法人 知足美術館に移行
2006年11月
「東海道(東海道五十三次 広重と大正期の写真)」を発行
2006年4月
「知足美術館開館10周年 旧BSN新潟美術館所蔵品展-華麗なる県人作家の美-」を開催
2002年8月
「ミニ美術館 知足美術館おぼえがき」を発行
1996年7月
「保永堂版 東海道五拾参次 広重」を発行
1996年5月
「知足美術館」開館。「第一回 BSN所蔵品展 日本画」を開催
1995年10月
「知足美術館」設立

賛助会員

公益財団法人「知足美術館」では、運営をはじめとする諸活動を幅広く支えていただける方々を会員とする「賛助会員」制度を設けています。会員の皆様には、特典をご用意するとともに、当サイトで、開催する展覧会のご紹介や会員の皆様の交流を図っていただきます。また、美術館に会員の皆様から一層親しみを持っていただけるように会報をお届けいたします。

ただ今、下記の要領にて賛助会員を募集しております。皆様のご入会をお待ち申し上げております。

年会費(年度単位・1口)

個人 年額3,000円
法人 年額10,000円

特典

  • 当館が開催する展覧会の入場料を無料とします。
  • 当館では概ね年6回の展覧会(入場料300円)を開催しております。
     個人会員 ご記名の1名様
     法人会員 ご来館の3名様まで
  • 当館が開催する展覧会のご招待券を差し上げます。
     個人会員 特別ご招待券12枚(1年間ご利用いただけます)
     法人会員 特別ご招待券60枚(1年間ご利用いただけます)
  • 喫茶室知足(技術士センターI・1階)の割引利用券を差し上げます。
  • 当館の会報などをお送りします。

会員資格

  • 資格は毎年4月1日から翌年3月31日とします。事前にお申し出がない限り、自動的に次年度に更新させていただきます。
  • 年会費は原則として当該年度の当初に一括して納入をお願いします。銀行振り込みによる納入をお願いしております。

賛助会員申込み

下記の事務局までお申し込み下さい。

事務局

公益財団法人「知足美術館」内
TEL 025-281-2001 / FAX 025-281-2711

お問い合わせ